事業主の皆様

青葉若葉の候、事業主の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
今回は、はさまれ・巻き込まれ災害についてです。

毎月、厚生労働省から『労働災害発生状況』が発表されます。
令和6年5月に発表された速報値では、1位の❝墜落・転落❞に次いで2位に❝はさまれ・巻き込まれ❞が報告されました。
製造業でよく発生するはさまれ・巻き込まれ災害ですが、日頃機械を使用しない事業所でたまに使用した場合に慣れていないため発生することも考えられます。
一人一人が注意することが大切です。

【はさまれ・巻き込まれ災害の特徴】
はさまれ・巻き込まれ災害の特徴は3つあります。
(Ⅰ)生産加工用機械で約4割発生しています！
(Ⅱ)約6割が休業1ヵ月以上となっています！
(Ⅲ)約5割が経験3年未満の労働者となっています！

【機械によるはさまれ・巻き込まれ災害の防止】
●決まった形の災害がなぜ、なくならないのか？
1.具体的な手順の取り決めが必要です。
2.危険な作業が行われていないか、管理者が把握すべきです。
3.過去の災害事例に学びましょう。
4.設備対策を優先して考慮しましょう。

各項目の詳細やチェック項目は厚生労働省から交付されている資料に記載があります。
各事業所で防ぐことのできる労働災害が無いか確認をしておきましょう！

（参考資料）
・厚生労働省「労働災害発生状況（速報）」5月分
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/dl/s24-05.pdf
・栃木労働局労働基準監督署「STOP！はさまれ・巻き込まれ災害」
https://jsite.mhlw.go.jp/tochigi-roudoukyoku/content/contents/hasamare.pdf